僕は内向型の人間だ。それを本書はうまく説明してくれる。
人と付き合うのに、エネルギーを消費する。 一人の時間を過ごすことで、エネルギーを回復する。 充電期間が必要なのだ。
まさしく自分はそうだ。 人と会うのは、なんとなく億劫になる。めんどくさい。一人で遊んでいた方が遥かに楽だ。
そして、内向型というのは、残念ながら脳構造の問題である。神経伝達物質の経路が異なる。
頭の反応は鈍く、即答ができない。 そのかわり、熟考をする。
内向型に大事なのは、その力が発揮できる環境だ。理解者が必要。
一方外向型は、人と会ってエネルギーを蓄える。 新しいことなどに快感を覚える。
他にもより多くのドーパミンを得るために、スリルを必要とする。言ってしまえば、感度が低い。 逆に内向型は、感度が高いので、少しのことでもリスクやスリルを感じ、快感よりも不安を覚える。
意識が、内側に向いているか外側に向いているか。 何に快感を覚えるのか。 交感神経とドーパミンとアドレナリン、副交感神経とアセチルコリン。 その違い。 内向型は、アセチルコリンが関わってくる。
この世界のメタでいうと、外向型が圧倒的に有利である。人と積極的に会えること。これほど人生を好転させてくれるものはない。
そんな世界で、どうやって生きたら良いか。 本書はそういうことを教えてくれる。
内向型は悪いことばかりではない。 自分の内側に向いているので、自分の世界からエネルギーを得る。 アイデア、発想、創造性に富む。
内向型の人は読んでみても良い。Amazonプライムで読み放題なので是非。